今週のお題「あんこ」
「私はクリーム派です」と彼女は答えた。
こんにちは、kohanaです。
ブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
今回は、お題になっている「あんこ」で記事を書いていきます。
「あんこ」と聞いて、最初に思い浮かんだのがこの質問です。
皆さまは、粒あん派ですか?それとも、こし餡派ですか?
あんこには、この問題が付きまとっている印象があります。
あんこ、2大派閥問題ですね。
小豆の粒感が残った、食べ応えのある美味しい粒あん。
それに対して、なめらかな口触りが美味しいこし餡。
大福、お饅頭、大判焼き、もみじ饅頭、お汁粉などなど…
人によって、あんこへのこだわりというものがあると、私は思っています。
自分の家で作るときや、自分のために購入する際は、自分の好みに合わせることができます。
しかし、人からいただくものは、そうはいきません。
逆をいえば、渡す側も頭を悩ませることになるのですが。
あんこのお菓子を買うのはいいけれど、どちらが好みなのだろうか…
いっそ、あんこ系はやめて、無難なものを買おうかな…
などなど、あんこ系のお菓子を選ぶのって意外と難しいといいますか。
意外と気を遣うといいますか。
私はそういうタイプです。
けれど、実際のところは、お礼を言われて終わり。
または、違う方のあんこが好きなのだけど、これはこれで美味しいから問題ないよ、と言われて終わり。
このように、考えすぎであることが多いです。
ただ稀に、
粒あんしか食べられない!
こし餡しか食べられない!
という方もおられますが…。
ちなみにですが、昔はこし餡派だった私ですが、最近は、粒あんも好きになりました。
小豆の皮が口の中に残る感じが苦手でした。
けれど、その粒感が逆にあんこの味を引き立てていることに気づき、粒あんも積極的に食べるようになりました。
というより、ただ、あんこのお菓子が好きなだけです。
なので、どちらかの派閥に所属しているというわけではなくなりました(笑)
そして、この問題を聞いたときに思い出した話があります。
それが、冒頭に書いた言葉です。
「私はクリーム派です」と答えた方が、おられました。
昔、職場に少し独特な雰囲気をまとった女性がおられまして。
感性が豊かな方だったのでしょうね。
そんな彼女ですが、高価そうなワンピースをいつも綺麗に着こなし、背筋もスッと伸びている。
いつもパンプスを履いていたので、コツコツと歩いている音が聞こえると、彼女が来るのだな、と分かるような。
そんな、まさに絵に描いたような仕事ができる人という感じでした。
実際にできていたかどうかは、別ですが…。
まあ、素敵な方だったのです。
なのですが、初めに述べた通り、少し独特な方で…。
お土産に関しては、特に、好みがあるわけでは無さそうで、渡したものは何でも受け取っていました。
そのお土産を食べている姿を見た人はいないらしいですが…。
ある程度、自由な雰囲気の職場で、仕事が落ち着いているときは雑談などもしていました。
そんなときに、事件は起こったのです。
それが、先ほどの質問。
粒あん派か、こし餡派か。
何の気なしにされた質問だったのだと思います。
たしか、ちょうどお土産の話をしているときだったと思います。
その場にいる人が、自分は粒あんが好き、こし餡がいい、と答えていく中、彼女の番が回ってきました。
そのときに、彼女が答えたのが
「私はクリーム派です」でした。
…いや、あんこの話なんだけど…という空気がそこにはありました。
その後の休憩の際、相談(という名の愚痴)を聞かされたのですが…。
その内容が、あんこの話をしているのに、どこからクリームが出てくるのか!と
訳がわからない!と
そう憤っておられました(笑)
この話を持ち出した方と、そのクリームの彼女は仲がよろしくなかったので、余計に面白くなかったのでしょうね。
質問の意図を理解していない!と。
私としては、粒あんだろうがこし餡だろうがクリームだろうが、全部美味しいのだから何でもいいじゃない、って思っちゃったのですが…(笑)
まあ、たしかに、粒あん、こし餡の話をしているのに、急に第三勢力のクリームを持ってくるのは、話が違うようにも考えられます。
ですが、もしかしたら、彼女はあんこがあまり好きではなかった可能性があります。
「私はあんこが苦手なので、クリーム派です」という意味だったのかもしれません。
と、いうような考え方もありますよね、ってお話ししたら、その方は落ち着いてくださりました(笑)
兎に角、ちんぷんかんな答え方をした彼女が面白くなかったのでしょうね。
物の見方というのは怖いもので…
こう!と一面だけを見て決めつけてしまうと、この方のように、
何を訳のわからないことを言っているんだ!
この答え以外はあり得ない!
となるのだと思います。
広い目で見ると、違う考え方もあるのだと気がつくこともできるのに…です。
このように、日々の生活の中からでも、気づきというのは得ることができるのだなあ、と思いました。
まあ、彼女に確認を取ったわけではないので、上記の考え方ではなかった場合もあります。
あんこも好きだけど、それ以上にクリームが好きだっただけかもしれませんし。
結局のところ、クリームと答えた思考回路は、彼女のみぞ知る…という結末でした。
この、粒あん派こし餡派問題だけで、これだけ考察ができるのって、面白いし、すごいですよね。
もしかしたら、気がついていないだけで、まだ日常の中に、学びになることが潜んでいるのかもしれません。
そんな学びに気づけるように、日々を丁寧に過ごしたいなと改めて思うきっかけになりました。
と、いうわけで…
今週のお題「あんこ」で、ここまで書いてきました。
もっと、桜餅はピンクで可愛いのに、桜の葉の塩漬けとあんこのしょっぱさが美味しい!
苺大福の苺の甘酸っぱさとあんこの相性が最高なのに、切った断面まで可愛くて目で見ても美味しい!
みたいな、可愛いお話が書ければ良かったのですが、どうしてもあんこと聞くと、この話を共有したくなってしまいました。
可愛いお話は、またいずれ、違うお題で書きたいと思います。
さて、皆さまは粒あん派ですか?こし餡派ですか?
それとも、クリーム派?チョコ派?
いえ、きっと、◯◯派なんて、決めなくていいのかもしれませんね。
今回のブログが、皆さまの日々に少しでも役に立てば嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ぜひまた遊びに来てください。
それでは、また。